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【福井】鉄道促進中止で31億円宙に浮く 基金目的失う、返還か新幹線整備か[03/20]


2017/03/20 12:23

福井県嶺南6市町でつくる嶺南広域行政組合が
「琵琶湖若狭湾快速鉄道(リゾート新線)」の建設促進運動を中止したのを受け、
約31億円に上る基金残高は目的を失い、県の積立金約50億円とともに宙に浮いた状態となっている。

6市町と県は年内をめどに計81億円の取り扱いを決める方針を明らかにしているが、
市町ごとに2億〜14億円とばらつく残高をめぐり、各自治体関係者の思惑が交錯し始めている。

■“埋蔵金”
6市町が拠出する嶺南鉄道整備促進基金は
▽JR北陸線直流化▽小浜線電化▽リゾート新線―のいわゆる「3点セット」のために目的ごとに管理されている。
直流化と電化は実現したため新規積み立ては既に終了、
ここ数年はリゾート新線分として毎年計1億8800万円を積み立ててきた。

積立額は市町で異なり、
最も多い小浜市の場合は年間8750万円ずつ拠出して1月末現在の残高(利子含む)は14億692万円。
同市にとって一般会計の1割弱に当たる金額だ。

市幹部や市議の間では
「降ってわいた“埋蔵金”。庁内のいろんな部署が狙っている」
「(自治体の貯金に当たる)財政調整基金のようなもの」と関心が高い。

■3パターン
嶺南広域行政組合事務局によると、残高の取り扱いは大きく分けて
▽6市町に全額返還する▽一定額を基金に残し、残金を返還する▽全額を基金に残す―との3パターンが想定される。

基金を残す場合、使途変更の合意があらためて必要だ。
過去には直流化分を2008年3月に精算した際、
整備補助金として11億6千万円をJR西日本に出して、残金約58万円を各市町に返還したケースがあるという。

複数の関係者が「最も分かりやすく、財政難の自治体にはありがたい方法」とみるのが全額返還のパターン。
しかし「全額戻してしまうと、県が『全額(約50億円)を別の目的に回す』と言い出す恐れもある」と打ち明ける関係者もおり、
すんなり進まないのが実情のようだ。

>>2以降に続く

写真:琵琶湖若狭湾快速鉄道向けの積立残高
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/photos/20170320104548_1235460935.jpg

以下ソース:福井新聞 2017年3月20日午前11時30分
www.fukuishimbun.co.jp

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