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【シャンゼリゼ発砲】容疑者は「対テロ捜査の対象だった」


2017/04/21 19:31

www.bbc.com

フランス警察によると、パリの中心繁華街シャンゼリゼ通りで20日夜、男が警察車両に向けて発砲し、警官が1人死亡、2人が負傷した。逃亡しようとする男を、警察が射殺。男は以前から警察の対テロ捜査の対象になっていたという。

捜査当局は、男が乗りつけた自動車に残された書類から身元を特定したが、まだ公表していない。

仏メディアは、容疑者はパリ郊外に住む39歳で、以前からイスラム過激主義者の可能性があるとして捜査線上に浮上していたと伝えている。また2000年代初めには、警官に発砲した罪で有罪となり数年服役したことがあるという。

仏内務省のピエール=アンリ・ブランデ報道官は、「警官を意図的に狙った犯行のように見える」と述べた。報道官によると、午後9時直前に乗用車が警察人員輸送車の前で停車。降りた男が自動小銃で警察車両に発砲したという。
男は警官1人を殺害した後、他の警官に向けて発砲しながら走り去ろうとした。警官2人が負傷し、治安部隊が男を射殺したという。

フランソワ・オランド仏大統領は、「テロ関連」の攻撃だと確信していると発言した。大統領は首相や内相と緊急会議を開き、犠牲になった警官を国として追悼する方針を伝えた。21日にも緊急閣議を開く方針という。

パリのフランソワ・モラン検察官は、「犯人の身元は特定できているが、公表しない。捜査や家宅捜索が進行中で、共犯がいるかどうか確認する必要がある」と話した。

一方で、過激派勢力のいわゆる「イスラム国」(IS)はアマク通信を通じて、自分たちの「戦闘員」による攻撃だと犯行声明を出し、実行犯は「アブ・ユスフ・アル・バルジキ」だと明らかにした。

世界的に有名なシャンゼリゼ通りは観光客も多く、かねてからテロ攻撃の標的になるのではと懸念されていた。

パリで取材するBBCのヒュー・スコフィールド記者によると、シャンゼリゼ通り全体が封鎖され、ジョルジュサンク地下鉄駅周辺では警察車両が並んだ。
通りに面する小売り大手マークス・アンド・スペンサーの店舗近くから銃声が聞こえ、観光客や通行人が慌てて走り出すなど混乱状態に陥った。

AFP通信によると、現場近くのレストランでは「客を地下室に避難させた」とマネージャーが話していた。

大統領選目前

23日に大統領選の第1回投票が行われるフランスでは、イスラム過激主義が大きな争点となっていると、各種世論調査が示している。AFP通信によると、フランスでは2015年以降、238人以上がイスラム聖戦主義の攻撃で死亡している。
事件は、11人の大統領候補がテレビに生出演している最中に発生した。

2017/04/21

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