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【テレビ】ジャガーさん「若者がTVを見ないのは当然だ」


2018/04/30 08:51

ロックミュージシャンのJAGUARさんをご存じだろうか。「宇宙のかなたにあるジャガー星生まれで、30年ほど前に宇宙船ジャガー号で地球に到来し、千葉の鋸山に着陸。それ以来、たまに千葉県市川市に帰ってくる。地球では仮の姿で洋裁チェーンの経営者をしている」という強烈なキャラクターで、千葉のスターとして知られている。

かつて千葉テレビ放送の番組枠を自費で買い取り、番組を放送していた伝説のスポンサーで、自ら番組を作り続けるクリエーターだ。現在でいうユーチューバ―の先駆けといえるだろう。2015年に「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で取り上げられると、人気は一躍全国に広がった。今ではテレビやイベントに引っ張りだこだ。

テレビ業界は今、逆風の真っただ中にある。若者を中心にテレビ離れが指摘され、広告もリーマンショック以前の水準を回復できない。ネットでは「つまらない」「不謹慎」などとバッシングを受けることも頻繁だ。YouTubeも以前と比べものにならないほどの人気を獲得している。30年以上前からテレビで、そしてネットでも発信を続けてきたジャガーさんは、テレビ業界をどう思っているのか。市川市に停泊中のジャガー号で、ジャガーさんのテレビ論を聞いた。

テレビよりスマホのほうが面白い
――テレビがどれだけ見られているかを示す総世帯視聴率が低下し、各種のアンケートでもテレビ視聴時間が減るなど、テレビ局はテレビ離れに苦しんでいます。

若い人がテレビを見ないのは当然でしょ。みんなスマホを持っているし、テレビよりスマホのほうがずっと面白い。スマホはYouTubeなどのサービスで面白い動画を自分で探して視聴できる。しかもコンテンツは無限にあるでしょ。一方のテレビはチャンネル数が極端に少ない。好きな番組も限られているし、番組が始まる時間まで待たなくてはいけないし、テレビをつける必要がなくなってしまっている。

――ネットを中心に「テレビはつまらない」との論調もよく見られます。テレビは本当につまらなくなっていると思いますか?

みんなそう言っているよね。競争相手が増えちゃったからだと思う。ジャガーが30年前に「HELLO JAGUAR」という番組を始めたとき、映像といえばテレビ以外になかった。今はネットでYouTubeなどの動画配信サービスがたくさんありますから。しかもユーザーは無料で動画をどんどんアップできるし、環境が大きく変わってしまった。ジャガーも動画をアップしていますよ。

一方で、テレビは昔とやっていることが変わっていない。昔と同じ人が今も出ている。ビートたけしさんとか、ベテランがずっと出ている。彼らの存在が偉大だし、代わりがいないんだろうね。若くて魅力的なスターが出てこないから若い世代の視聴者が見ない、ということもあると思う。

視聴者のレベルが上がっていることも大きい。スマホが普及したこの10年くらいで、映像を見る人の目は飛躍的に肥えてしまった。

ジャガーもスマホは好きだけど、今は高校生でもスマホで世界中の映像を一瞬のうちに見ることができる。だから、家に帰ってゴールデンタイムのテレビを見ても、YouTubeとかと比べて「なんだこりゃ。これじゃ見ないよ」となってしまう。

ネットニュースやSNSの普及も影響している。情報はとても早いし、たくさんのニュースがあって、検索すれば「あれ、これは何だったっけ?」とすぐに調べることができる。ワイドショーのコメンテーターの話も、昔だったら丸のみでそのまま信じていたけど、今なら「あれは違うよね」という見方が出てくる。そういうところもテレビが厳しくなっている原因かもしれない。
以下ソース
2018年04月30日
toyokeizai.net

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