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【実業家】田端信太郎氏が「LINE」を辞める理由--単独インタビュー


2018/02/14 13:42

――この6年間で広告業界を取り巻く環境はどう変わったと感じますか。

田端氏 : 正直、もう6年前がどうだったか全然覚えてないんですが(笑)、よくも悪くも運用型のインフィード広告が増えて、相対的には検索エンジンの重要性が落ちたことが一番大きな変化だと思います。なので、PCのリスティング広告は長期的には緩やかに衰退していき、スマートフォンの中では検索よりもLINEやFacebook、Twitterのインフィード広告がメインの運用型の配信先になっていくのではないかと思います。(LINEの運用型広告である)「LINE Ads Platform」なんかは、立ち上げ段階から代理店さんには熱心にサポートしていただいていたのですが、逆の立場で考えると、PCのリスティング広告を横目で見ていれば、次はインフィード広告だなという思いがあったんだと思います。

――田端さんといえば、SNSでのさまざまな炎上エピソードが思い出されます(笑)。

田端氏 : 炎上の定義がわかりませんが、僕の発言に対してどんなレスが返ってくるのかというところに興味があるんです。こういう言い方をすると、こうやって返ってくるのかというところに。特にTwitterは、実社会だとなかなかすれ違わないような人とコミュニケーションができて、肯定派と否定派で議論になることも多いので、Facebookよりも使っていますね。

――SNSでは「執行役員なのに、そんなことを言ってもいいのか」といった批判も多く見られました。

田端氏 : 個人的な発言に対して役職は関係なくないですか、と素朴に思いますけどね。思ったことを正直に言っているというキャラクターが確立すると、営業上のメリットもあるので、デメリットとのバランスですね。ただ、この6年間で言っちゃいけないことは少しずつわかってきました(笑)。あとは、広報部から言ったらダメと明確に言われたことに対して、見切り発車でやるということは最低限のマナーとして絶対にしていません。

――(隣で話を聞いていた広報担当者に対して)こうした田端氏のスタンスを広報部としてはどう見ていたのでしょう。また、退職することについて思うことはありますか。

広報担当者 : 一般的な発言は個人のことなので会社として何かいうことはありませんし、過去の発言を消してくださいといったことも一度もありません。むしろ一度拡散してしまった発言を、都合が悪いからといって後から消してしまう方がリスクになります。また、1番やってはいけないことは、社員のキャラクターを殺してしまうことでその人の魅力が出せないことだと思います。「LINEに入ってからあの人は大人しくなった」と言われてしまうのは、会社としても望んでいないので。

 退職については、胸をなで下ろしているところもあります(笑)。ただ、広告営業的には、大きなイベントの講演に田端をバイネーム(名指し)で呼んでいただく機会が多く、また田端がいることで「今後の広告のメインストリームはこうだ」と言い切れていたところが会社としてもあったので、そこがなくなるという意味では、これまで以上にわれわれ自身の実力で頑張らないといけないと思っています。

――ちなみに、田端さんは新天地でもSNSの発信は続けるのでしょうか。

田端氏 : はい、続けます。そこは重々わかった上で採っていただいたと思うので(笑)。
japan.cnet.com

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