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溜め池の水が抜かれ…大分県内の集落で現代の「村八分」[04/11]


2019/04/16 08:54

昨年秋から今年初頭にかけて、大分県内の集落で「村八分」にされたと主張するふたりの住民が相次いで訴訟を起こした。何十年も前の話ならまだしも、今の時代に「村八分」が存在するという衝撃......!

原告となったAさんとBさんが、それぞれの身に降りかかった災難を語り合う。

●Aさん(70歳)
生まれ育った大分県山間部のある集落を高校卒業後に離れ、兵庫県で公務員に。2009年、母親の介護のため妻子を兵庫に残して故郷にUターンし、農業を始める。13年、集落が農林水産省の「中山間地域等直接支払制度(中山間制度)」で交付金を得ていることを知り、制度について集落の人に質問したり、自身が所有する土地への交付金支払いに関する不明点を市役所に聞きに行ったりしたところ、集落の仲間から一切の交流を絶たれ、村八分状態に。17年秋に大分県弁護士会から是正勧告が出されたものの状況は改善せず、昨年10月に村八分の解消を求めて集落の住人らを相手に訴訟を起こし、現在も係争中。決着がつくまでは集落で生活するつもりだという。

●Bさん(73歳)
大分県内の市街地に住んでいたが、障害のある長男と一緒に暮らせる静かな環境を探していたところ、県内山間部の集落の住民から熱心に移住を勧められ、集落のはずれに家を建てて2008年に居住。しかし16年夏、集落のお金の使い方、その決め方に疑問を持ち、「運営から外れたい」と発言すると、ゴミ集積所を使えないなどの村八分状態に。翌17年夏には、生活用水を取得していた溜め池の水を抜かれ、集落外への転居を余儀なくされた。転居先では長男が施設に入らざるをえず、家族がバラバラになった上、賃貸住宅の家賃と合わせて二重の経済的負担に苦しむ。今年1月、集落のリーダーらを相手に訴訟を起こした。

* * *


■溜め池の水が抜かれ、ヘビが投げ込まれた

――まずは、村八分になったきっかけを教えてください。

A 思い返してみれば、やはり「中山間(ちゅうさんかん)地域等直接支払制度」(農林水産省が困難な山間部での農業に交付金を支払う制度)のことがきっかけだとしか考えられません。私は2010年まで、所有する畑を知人に貸していて、交付金はその知人に支給されていました。しかし、賃貸契約が終了し、私自身が耕作を始めてからも、耕作者の名義変更が行なわれず、交付金が知人へ支払われ続けていたんです。

その説明を市の農政課に求めたりしていたら、私を排除しようという動きが急に出てきました。集落の長老から呼び出され、「今後、集落のみんなはお付き合いせんことになった」といきなり言われて、そこから村八分ですよ。以来、私の自治区加入はずっと拒絶されたままです。

B 私も本当にささいなことでした。16年の1月、集落にお金がないということで、組費(町内会費のようなもの)が従来の2倍に値上げされたんです。ところが、その年の春の花見のとき、それほど必要とも思えない街灯を設置するという話が、その場にいた人たちだけで決められてしまった。その街灯の設置場所というのが、当時の集落の班長が新築した家と、集落のリーダー的存在であるXという人物が増築した家のちょうど中間地点。はっきり言えば、自分たちの家の前に明かりを灯(とも)すためとしか思えなかったんです。

そもそも花見には参加義務はなく、私はその場にいなかった。そういった話は、全戸が必ず出席する全戸集会で決めるべきだと疑問を持ちました。それで、私はその年の夏に全戸集会の席で、「あのような決め方には納得がいかない。意見の食い違いが出るとトラブルになりかねないので、集落の運営からは外れたい」と発言したんです。すると、Xは「あんたの思うようにはならん。集落を抜けるというなら、みんなが力を合わせて作ったゴミ置き場は使わせん。市報や回覧も回さん」と言い、その途端、本当に村八分状態になりました。

続きはソースで

wpb.shueisha.co.jp

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