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【京都】被差別部落出身の87歳女性、次代へ語る 対話集、クラウドファンディングで出版目指す 各地で講演[10/15]


2018/10/15 23:30

「いま、部落問題を語る」の出版を目指している山本栄子さん=京都市北区で2018年9月21日、南陽子撮影
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山本栄子さんが半生を紹介した「歩−−識字を求め、部落差別と闘いつづける」書影
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 京都市内の被差別部落に生まれ育ち、子育てをしながら識字教室で学び、部落問題への理解を深めた山本栄子さん(87)=同市中京区=が、対話集「いま、部落問題を語る」(仮題)の出版を進めている。次世代に語り継ぐのが狙いで、子育て中の若い部落出身の女性や研究者らと対話を重ねた。「部落のことを多くの人に知ってほしい」と、インターネットのクラウドファンディング(CF)で120万円を募り、来年8月の刊行を目指す。

 山本さんは2012年、半生を振り返る著書「歩(あゆむ)−−識字を求め、部落差別と闘いつづける」(解放出版社)を刊行。尋常小学校で教師からも露骨な差別を受けた少女が部落解放運動と出会い、字を学んで調理師資格と職を得、退職後の60代になって中高、大学へ進んだ軌跡は大きな反響を呼び、各地に講演に招かれた。

 その後、講演先などで交流を深めた人たちの思いを形にしたいと決意。前著の編者である静岡大准教授(差別・マイノリティー研究)の山本崇記(たかのり)さん(38)の後押しもあり、八つの対話をまとめた。

 孫の世代の大阪市出身の川崎那恵(ともえ)さん(35)とは、生い立ちと向き合うようになったきっかけ、育児をしながら我が子に部落問題をどう伝えるかをテーマに対談。大阪市立大人権問題研究センターの阿久澤麻理子教授(教育社会学)には、学校の人権教育に欠けている視点やヘイトスピーチの背景を聞いた。京都府福知山市の女性たちとは識字教室の現状、東京大東洋文化研究所の池亀彩准教授(社会人類学)とはアジアの歴史に見る被差別部落が主題となった。

 山本さんは「今もインターネットなどで部落を差別する言動は続いている。部落とはどういうものなのか、本当のことを知ってもらうきっかけになれば」と思いを込める。東京都内の出版社「生活書院」から発行予定。CF(motion-gallery.net )による募金は来年1月7日まで。【南陽子】

毎日新聞 2018年10月15日 08時00分
mainichi.jp
毎日新聞 2018年10月15日 大阪朝刊
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