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【埼玉】ドクダミ・セミ・クマ…秩父古来の民間薬、薬科大生が調査[10/13]


2018/10/18 17:07

秩父地方の民間薬を調査した永山さん=2018年10月、埼玉県伊奈町
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20181012005560_comm.jpg

 古くから埼玉県秩父地方に伝わる民間薬について、日本薬科大(伊奈町)の6年生がお年寄りに聞き取り調査をしてまとめた。オオカミやカタツムリ、クマ、セミなどが150の症状や疾患に使われていた。「民間薬の伝承を大切にしないと、先祖の知識が途絶えてしまう」と、13日に秩父市で研究成果を発表する。

 調査したのは、薬学科6年の永山なつみさん(24)。野沢直美特任教授や高野文英教授の指導で、昨年3月と今年3月、同市大滝地区と小鹿野町小森、三山など4地区、長瀞町で50年以上暮らすお年寄り10人に聞き取り調査した。

 その結果、民間薬として使われたのはドクダミやヨモギなどの植物性60種、セミやクマなどの動物性19種に上った。疾病別では、皮膚疾患に17種、消化器疾患14種、呼吸器疾患17種、循環器疾患13種、解熱・鎮痛系21種、健康・強壮系8種、耳鼻・眼疾患6種、精神疾患4種、外傷・外用系14種の民間薬が使われ、幅広さがわかったという。

 ドクダミはあせもを治すために煎じて飲み、ヨモギは解熱のため煎じて飲んでいたという。動物性では、気つけ薬として乾燥させたキツネの舌を煎じて飲む、ハチに刺されたらマムシを漬けた焼酎で湿布したという。「まさに毒をもって毒を制すです」と永山さん。

 漆かぶれには、サワガニを潰した汁をつけ、熱冷ましにはオオカミの頭骨を削って飲む、セミの抜け殻を煎じて飲むといった療法があった。腹痛にはクマの胆のうを干して煎じて飲むと効くと聞いた。

 永山さんは、民間薬を多用するという徳島、熊本両県と秩父地方も比較した。ゲンノショウコウやセンブリ、ドクダミなどは3地域とも使っていたが、秩父地方でしか使われていない動植物があることもわかった。「秩父地方は古くから伝わる民間薬を、江戸などに運ぶ役目を担っていた。それが今回の調査でも裏付けられた。こうした民間薬や伝承的治療法を後世に伝えていく必要があると感じた」と話す。

 研究成果は13日午後1時半から、秩父市熊木町の秩父看護専門学校で開かれる「秩父サイエンスアカデミー」で発表する。問い合わせは同大地域連携室(省略)。

朝日新聞デジタル 2018年10月13日09時00分
www.asahi.com

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