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【青森】卍ワイン、1日1組限定の宿坊 本州最北、お布施に頼らぬ寺へ[10/09]


2018/10/09 21:45

自ら栽培したヤマブドウなどを原料としたワインをデビューさせた、崇徳寺の佐々木眞萠住職=2日、大間町
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精進料理を前に、宿泊客と食前の短いお経「五観の偈(ごかんのげ)」を唱える菊池雄大院代=9月、大間町
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 本州最北の街に“本業”以外で収入確保を目指す寺がある。青森県大間町奥戸の崇徳寺(佐々木眞萠住職)は従来の“寺ビール”に加え、10月から「卍(まんじ)ワイン サイレントスノー」の販売に乗り出した。同町大間の福蔵寺(菊池泰進住職)は今春から、1日1組限定の宿坊「普賢院」(院代・菊池雄大副住職)を開き、非日常の時間を求める国内外の観光客に人気を得ている。地方では過疎の進展で檀家が減少傾向にある中、いずれもお布施に過度に依存しない姿を模索した上での取り組みだ。

 崇徳寺の佐々木住職は、少ない檀家に負担を掛けないよう寺を維持したい―と、1993年、敷地内の自慢の湧き水をミネラルウオーターとして商品化(現在は販売中止)。酒造免許を取得の上、2002年に湧き水を活用した発泡酒の醸造を、03年にはビールの醸造を始めた。現在は青森県内各地からの委託分も合わせて、十数種類を取り扱う。

 17年7月には果実酒の醸造免許も取得。自ら畑で栽培したヤマブドウ改良種などを原料に、既存の醸造設備を兼用しながら18年6、7月に計千本を瓶詰め。瓶内熟成を経て、3日にデビューを果たした。

 ヤマブドウは採取後に氷温貯蔵して糖度が増したもので、さらにこだわりの輸入果汁をブレンド。香り豊かでフレッシュな味わいの商品に仕上げた。価格は720ミリリットル入り1932円、360ミリリットル入り1012円(ともに税抜き)。当面はワインのデビューに合わせて本堂裏に整備した直売所などで購入可能で、今後は寺ビールを取り扱うむつ市内の土産物店などでも販路を広げる考えだ。

 佐々木住職は「寺からの発信という特異性を生かしつつ、専門家の意見を聞きながら揺るぎないレシピを考案した。来年以降は白ワインやリンゴワインの商品化にも取り組みたい」と意気込む。

 ◇  ◇  ◇

 福蔵寺の菊池副住職は、永平寺(福井県)などでの修行を経て、17年11月に帰郷した28歳。過去に自身の祖父が観光向けに整備しながら廃寺となっていた普賢院について、「観光客や住民が憩える場所に」と一念発起し、周囲の反対を押し切って各施設をリニューアル。18年4月に宿坊としてオープンさせた。

 宿坊は1泊2食付き1万2千円(12月〜翌年3月は1万800円、共に税別)。朝食でごま豆腐などの精進料理、夕食では大間マグロやお酒も楽しめるほか、朝夕のお勤めや座禅、写経なども体験可能だ。

 インターネットの宿坊サイト中心の集客ながら、1日1組限定の希少性が人気を呼び、「予想以上の反響。外国人客の利用もある」と菊池副住職。9月下旬に友人と3人で2泊した十和田市の相馬恵子さん(73)は「京都にでもいるような雰囲気で落ち着いた時間を過ごせた」と満足げだった。

 9月22日には念願の「寺社フェス」を開催。ジャズが流れる境内では納棺や座禅の体験も行われ、大勢の住民でにぎわった。菊池副住職は「来年は春にもフェスを開催予定。宿坊では希望者があれば、永平寺での生活のような“ハード”な内容にも対応しようかな」と目を輝かせる。

デーリー東北新聞社 10/9(火) 6:31配信
headlines.yahoo.co.jp

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