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【ロシアW杯】W杯の敗者:視聴率低迷のフォックス、赤字の見通し


2018/07/12 17:28

jp.wsj.com

米メディア大手21世紀フォックスにとって、今年のサッカーのワールドカップ(W杯)は米国代表チームが昨年10月にトリニダード・トバゴに負け、1986年以来初めて本戦出場を逃した時点で勝負がついていた。

 事情に詳しい関係者によると、2018年W杯は米国代表チームの不在が影響し、21世紀フォックスはテレビ放映の準々決勝までの視聴者数が前回大会を約3分の1下回り、今大会の損益が赤字になる見通しだという。

 米国で近年サッカー人気が高まっているとはいえ、代表チームが絡んでいない限りテレビの視聴には結びつかないことをこうした数字は示唆している。また、視聴者の細分化やテレビからネットへの移行で苦戦する有料テレビ業界にとって、スポーツの巨額のテレビ放映契約は比較的安全な賭けと見なされていたが、リスクが伴うことをあらためて思い知らされる格好となった。今年の冬季五輪の視聴者数は前回よりも減少し、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の優勝決定戦「スーパーボウル」の視聴者数もここ10年ほどで最低となった。

フォックスは娯楽資産を米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーかケーブルテレビ(CATV)大手コムキャストに売却できれば、26年までのW杯の放映権に約9億ドル(約1007億円)を投じ、一段とスポーツに注力する計画だ。


フォックスの広報担当者は、W杯の今大会の広告収入は14年を上回る見通しで、米国代表が本戦出場を逃した際に想定していたよりも好調だと述べた。だがフォックスのテレビネットワークとCATV局「FOXスポーツ1」の今大会の準々決勝までの視聴者数は平均260万人と14年と比較して約32%減少した。前回大会はディズニー傘下のテレビ局ESPNとABCが放映した。

試合開始時間の早さも影響

 スポーツ・メディア業界のコンサルタントを務めるマーク・ガニス氏は「米国代表が出場できなかったことはフォックスにとって大きな痛手となった」と述べた。

 事情に詳しい関係者によると、フォックスは米国代表が予選落ちした時点で制作予算を大幅にカットし、広告主に提示する予想視聴者数を修正した。しかし、広告業界幹部によると、それでも広告契約で保証した視聴者数に届かず、その埋め合わせとして一部の広告主に対して広告時間を増やすことを余儀なくされたという。

 試合開始時間が早いことも視聴率に影響している。14年W杯はブラジルで開催されたため、米国の視聴者にとっては時間帯が今年の開催地ロシアよりもはるかに都合が良かった。

 米国代表不在という要因を差し引いても、今大会はほとんどの試合で視聴者数が14年を下回っている。だがこのところ視聴率は上向いており、7日にフォックスで放映された準々決勝の試合は14年の同等の試合よりも視聴率が高かった。

 フォックスはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を擁するニューズ・コープと同じ株主の傘下にある。

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