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【芸能】“演歌界のプリンス”氷川きよしが18年トップでいられる理由


2018/10/10 07:28

“演歌界のプリンス”として、2000年のデビュー以来、第一線を進んできた歌手・氷川きよし(41歳)。現在、明治座で行われている『氷川きよし特別公演』には連日、多くのファンが詰めかけている。この劇場公演を取材したコラムニストのペリー荻野さんが、氷川が活躍を続ける秘密に迫る。

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 ステージに姿を見せただけで、満員の客席から「キャーッ」と悲鳴のような大歓声があがり、右に動けば右側の観客が、左に動けば左側の観客が大拍手。首をかしげてちらっと流し目ビームを送った途端、目線の先の客席から、ため息のようなどよめきが聞こえる。歌に合わせて客席を埋めたペンライトがキラキラと揺れ動き、合いの手、掛け声もみんなの息がぴったり…。先日、明治座の『氷川きよし特別公演』でひしひしと感じたのは、「これぞスターの王道」という氷川きよしのパワーだった。

 公演は第1部が芝居『母をたずねて珍道中 お役者恋之介旅日記』。旅一座の人気者恋之助(氷川)が、実は笛の名門の息子で、江戸にいる母を訪ねて旅をするというお話。氷川は旅役者の役だけに、花鳥風月柄の華やかな衣装にアイラインもばっちりの花形メイク。恋之介は、みんなに「若様」と呼ばれ、困ったときは、拳をこめかみ辺りに当てて、「えへっ」っとやる…って、こりゃもう江戸時代というより、昭和のアイドルみたいなんですけど!?
 
 公演のあとの囲み取材の際、ベテランの記者の中から「セリフが長くなって…」と感慨深げな声が出た。それはずっと氷川公演を見続けている私も感じたことだった。これまで氷川は舞台公演で「森の石松」「銭形平次」「め組の辰五郎」「ねずみ小僧」など、時代劇の有名人を演じてきたが、その演技は余裕たっぷりとはなかなかいかず、セリフも短め。その分、決めセリフが決まると「よくやった!!」と観客は大喜びしていたのだが、今回は長いセリフもすんなりこなし、山村紅葉、ベンガルらとのやりとりでも笑わせる。かなりアドリブもあるらしい。

 本人は「座長と呼ばれるのは苦手」らしいが、「(座長としては)まだまだだと思う氷川も頑張っている、自分も頑張ろうとお客さんの励みになれれば」と語っていた。セリフだけでなく、舞や立ち回りもある1時間40分の芝居を一気にやり切る姿を見られるのは、劇場公演だけである。

 そして第2部のコンサートでは、真っ赤なスーツに深紅のバラのモチーフを全身にあしらったドレスコートをブワッとはためかせつつの熱唱でスタート。客席はもう大騒ぎである。持ち歌だけでなく、『恋人よ』『愛の賛歌』など名曲も圧倒的な歌唱力で聴かせる。テレビの歌番組で新曲を一曲披露する場面とは違う、底力を見せつけられた気がした。
  
 テレビでもしばしばグッチ裕三らからいじられてきたが、「きよしちゃん」と親しまれる氷川も41歳。20年近くトップを走り続ける。人生100年時代と言われる今、アイドルやスターとのつきあいも長くなる可能性が高い。歌だけでなく、芝居でチャーミングさを見せる。それが観られるのは劇場だけ。昭和のころからスターが続けてきたことだが、長く愛される戦略としては正解だと思う。そして、氷川きよしにはいくつになっても「えへっ」をやってもらいたい。それが求められる存在であることが、永遠のスターの条件なのだから。

10/10(水) 7:00配信 NEWS ポストセブン
headlines.yahoo.co.jp
https://img2.news-postseven.com/picture/2018/10/hikawa_kiyoshi.jpg

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