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【ゲームハード】3月に出荷が完了したPlayStation Vitaのこれまでを振り返る


2019/05/05 00:30

PlayStation Vitaは、2011年11月に行われたPlayStation Meeting 2011において、次世代携帯型エンタテインメントシステム「Next Generation Portable(通称、NGP)」として発表されて表舞台に姿を現した。それから約8年の月日のなかでPlayStationプラットフォームを代表するような名作や問題作も生み出されてきたが、2019年3月1日に公式サイトで出荷完了となったことが明かされた。

VitaはPSPの後継機として誕生したが、その役割はPS3やPS4ではカバーできないユーザー層を補完するためであり、PlayStationプラットフォームを下支えするものだった。世界的に見るとあまり大成功したとは言えなかったが、国内のゲームファンからすると重要なプラットフォームとして一時代を築いたのは間違いないだろう。

■PlayStation Vitaのこれまで

初期モデルでは、当時としてはまだ珍しかった有機ELディスプレイを搭載。さらにPS4とのマルチプラットフォームもカバーできる贅沢なハードスペックも加わり、携帯機とは思えない美しい映像美を実現した。後継モデルでは液晶モニターに切り替えられてしまったが、当時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。

機能面では、PSPで要望の多かった右スティックや、ジャイロ、タッチパネル、背面タッチなどを装備。秀でた個性はなかったが、堅実な作りで遊びの幅も広がった名機と言えるだろう。

ハードウェアとしての底力はVitaのプラットフォームを2019年まで支え続けたものの、ソフトウェアに目を向けるとなかなかそうもいかない……。本来Vitaというプラットフォームにいちばん力を注ぐべきソニーは、比較的早い段階でPS4へとシフトしてしまい、終盤も国内で大ヒットした『Minecraft』に多少力を入れた程度だった。
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ソニーが早々に見切りをつけるほどハードの普及につまずいた原因は、モバイル端末市場全体の転換期にぶち当たってしまったことが大きい。Vitaが発売された2011年といえば、ソフトバンクに続きauがiPhoneの販売を開始した年だ。2013年にはドコモも追随したことでスマートフォン市場がさらに活性化し、スマートフォンと携帯電話の利用率が逆転した時期でもある。

物理的なボタンなどを除けば、仕様的にはVitaとスマートフォンに大きな違いはない。Vitaでしか味わえないコンテンツを早い段階でソニー自身が形作れなかったことは、性能面を売りにしていたVitaにとって、スマートフォンの普及が3DSよりクリティカルに影響してしまった。

背面タッチなど、搭載したものの活かすのが難しかった機能も多い。普及を鈍らせる原因となったのが3G/Wi-Fiモデルだ。3G/Wi-Fiモデルの通信機能やGPS機能は、新時代の携帯機として新しいゲームやサービスの到来を予見させるものだった。しかし初期モデルの2万9980円(税込)というハードコストの高さがケチのつき始めで、通信プランの複雑さや通信コストの高さの複合技で、普及の妨げになってしまった。これはVitaプラットフォームの全体にも響く結果となり、どことなく早すぎたドリームキャストの通信モデムを思い起こさせる。

のちに発売されたVita TVも、少なからずVitaというプラットフォームに混乱をもたらした。「PSP-2000」からPSPにモニターへの映像出力機能が搭載されるようになったが、後継機であるVitaにはなぜか搭載されなかった。それを補う形で発売されたのがこのVita TVだったが、遊べないVitaタイトルも多数存在した。

Vita TV販売前のタイトルや、タッチ操作やジャイロ操作を駆使するタイトルであれば、Vita TVで遊べないことは承知できる。ただ『聖剣伝説2 SECRET of MANA』など、そういった特殊な操作を用いないタイトルでも対応しない場合があったことは残念だった。

そしてもっともVitaに影響を与えたことと言えば、「モンスターハンター」シリーズの最新作を呼び込めなかったことだろう。パーティー機能など、携帯機ながら据え置き機なみのオンラインマルチプレイ機能を搭載し、受け入れ体制は万全だった。だが蓋を開けてみると、PSPを牽引した最大の功労者と言えるモンハンのナンバリングの呼び込みは叶わなかった。これにはPSPから続く多くのファンを落胆させたことだろう。

落胆といえばPSPとの互換性が完全ではなかったこともファンを動揺させた。UMDメディアを持っていれば、大幅な割引価格でDL版を購入できるサービス「UMDパスポート」があったとはいえ、ソフト資産の移行に追加の費用が発生した。

これだけマイナス要因が重なった状況で大成しろという方が無理な話だが、そのような状況に陥っても共闘ブームを生み出すなど、一定の功績を残せたことはPlayStationプラットフォームの底力を示したと言えるだろう。

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