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『おそ松くん』から『おそ松さん』への50年〜5月24日は、あの“6つ子”の誕生日


2019/05/24 18:06

www.1242.com
2019/05/24 06:30

【大人のMusic Calendar】

平成から令和へと元号が変わって新しい天皇が即位されたが、その今上天皇が小学生時代の1970年、日本万国博覧会(大阪万博)の会場で、とある漫画のキャラクターのポーズを真似されたことが話題となったのをご記憶だろうか。赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』の登場キャラクター:イヤミによる「シェー!」のポーズである。1966年のザ・ビートルズ来日公演時には、「今、日本で一番流行っているものは何?」との問いに対し、『ミュージック・ライフ』誌の当時の編集長:星加ルミ子氏が教えたという「シェー!」のポーズを取るジョン・レノンの姿も写真に残されている。
また、1965年の映画『怪獣大戦争』では、あの怪獣王ゴジラでさえもこのポーズを披露しているなど、当時、社会現象と言われるほどに流行していた『おそ松くん』の人気のほどは、この歴史的な「世界三大シェー!」の存在からも十分に伝わってくるのではないだろうか。漫画『おそ松くん』の「週刊少年サンデー」(小学館)での連載期間が1962年から1969年であることを踏まえると、その人気が、大きさのみならず、いかに息の長いものであったかも窺い知れる。
さらに言えば、『おそ松くん』を原作とするアニメーション作品は、1960年代、1980年代、2010年代にそれぞれ製作されており、原作漫画世代を超えた人気と認知度を得ていることも忘れてはならないだろう。『おそ松くん』本来の主人公である6つ子(松野おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松)の誕生日とされている本日は、『おそ松くん』アニメ三世代、それぞれの音楽事情を振り返ってみたい。

『おそ松くん』のテレビアニメ第1作は、漫画の連載期間中だった1966年2月から1967年3月の約1年間、全59回にわたって放送されている。毎日放送、ひいては在阪TV局全体においても初めての自社制作テレビアニメ作品であった。放送前半の音楽を担当した渡辺浦人は、東京音楽学校選科でヴァイオリンを学び、後に山本直忠(山本直純の実父)に作曲と指揮法を師事している作曲家である。
クラシック音楽を基本としながらも、祭囃子や太鼓など、日本の土俗的な楽器・リズム・メロディを積極的に採り入れた作風で評価されている。子ども向けの映像作品に関しては、映画『赤胴鈴之助』シリーズ(1957〜58)、テレビ『まぼろし探偵』(1959)、映画『わんわん忠臣蔵』(1963)などの経験はあるが、
『おそ松くん』のようなナンセンスギャグものは珍しい。また、長男の渡辺岳夫もテレビ音楽の作曲家として知られ、『おそ松くん』と同時期には、時代劇『新選組血風録』(1965)、『俺は用心棒』(1967)、『大奥』(1968)、アニメ『巨人の星』(1968)などの音楽で既に定評を得ていた。

そして放送後半では、作編曲家・ジャズピアニストの三保敬太郎に音楽担当が変更になっている。三保はジャズピアニストとして慶應義塾大学在学中から既にプロデビューし、1959年には前田憲男、山屋清と共に「モダンジャズ3人の会」を結成。日本のモダンジャズ黎明期を演奏と作編曲、両面にわたって牽引した存在である。
日活映画を中心に数多くの映画音楽を手掛けている他、日本テレビ系の深夜番組『11PM』のテーマ音楽等で広く知られている。テレビアニメでは『隆一まんが劇場 おんぶおばけ』(1972)主題歌など、『おそ松くん』同様、意外な作品への参加も見られる。

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