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【トランプ大統領】支持率よりも不動産価値が…トランプタワーの「不人気」、火災で死亡の美術商が露呈


2018/04/16 20:51

[12日 ロイター] - 米ニューヨーク中心部の高層ビル、トランプタワーで7日発生した火災によって亡くなったトッド・ブラスナーさん(67)は、火元となった同タワーの高級マンションに20年来住んでいた。

トランプ氏が2016年の大統領選に出馬表明して以来、美術ディーラーのブラスナーさんにとって、住み慣れたこのビルが、耐えがたい場所へと変わってしまっていた。

プラスナーさんの自宅マンションは、大統領がニューヨークにおける自宅とビジネス本拠地を置く同タワーの50階にあったが、売却に苦戦していたという。これは、かつて贅をつくした高層ビルの代名詞だったこのタワーの魅力が、いかに色褪せてしまったかを示している。

共和党大統領の名前を冠したこの5番街の高層ビルは、民主党支持者が大勢を占めるこの街で、多くのニューヨーカーからの寵愛を失った。また、新たな高級マンション建設によって、超高級住宅市場における存在感も低下していた。

トランプタワーのマンション価格下落スピードは、同じレベルの物件より大きいと不動産業者は指摘する。

ブラスナーさんは、常駐する武装警備員や大統領警護隊(シークレット・サービス)に嫌気がさし、約100平方メートルある自宅マンションの売却を決意したと、友人らは地元紙などに語っている。7日の火災で、ブラスナーさんが所有していたビンテージのギターや、芸術家アンディ・ウォーホールの作品も焼失してしまった。

不動産譲渡証書によると、ブラスナーさんは1996年に52万5000ドル(約5650万円)でこの部屋を購入。だが、2015年に個人破産を申告した際に値付けされた250万ドル(約2.7億円)では、買い手がつかなかった。

不動産サイトStreetEasyによると、同じような広さのトランプタワーの物件が「即売希望の特別価格」との宣伝文句で売りに出され、昨年12月に180万ドルで売却された。

ニューヨーク・イーストサイドの高級住宅地に古くから立つ高級ビルの多くは、より高層で高価な新築ビルが急増したことを受けて、不動産価値が下落している。

それでも1983年に完成したトランプタワー物件の下げ幅は市場平均より大きいと、不動産ブローカーや市場アナリストは指摘する。

「トランプ氏の立候補と大統領就任は、明らかに(トランプタワーの)不動産価値にマイナスに影響している」と、不動産仲介業ブラウン・ハリス・スティーブンスのウェンディ・マイトランド氏は言う。



ロイター 2018年4月14日 / 12:50
jp.reuters.com

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