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【岐阜】ハンドボールの体罰コーチ、退職後も指導…学校は「知らないおじさんが勝手に来ている。問題ない」と黙認/下呂市・県立高校


2018/04/16 10:14

「体罰はずっと当たり前のように行われていた」――。

 岐阜県立益田清風高校(同県下呂市)の女子ハンドボール部では、体罰で退職した非常勤講師が、一般人としてなお指導を続けていたと、学校関係者が証言した。有効な手を打てなかった県教委や学校に、教育関係者からは疑問の声も上がっている。

 同校の関係者によると、元コーチの男性は2014年、体罰が発覚して非常勤講師を退職した際、学校側から指導を禁止されたが、それを無視して学校外の練習場で行われる部活動に参加していたという。

 体罰を目撃した別の同校関係者は「体罰はずっと当たり前のように行われてきたが、(元コーチは)実績もあり、怖くて誰も何も言えなかった」と打ち明けた。一部の教諭が男性の退職後の行動に疑問を呈することもあったというが、学校側は「(教諭や講師でなく)知らないおじさんが勝手に来ているのだから問題がない」と黙認していたという。

 県教委は、男性が懲戒などの処分を受けなかった経緯について「調査中」としているが、文部科学省の調査(16年度)によると、県の処分基準は、体罰でけがを負わせた場合などとされている。一方で、約半数の都道府県は、体罰行為があった時点で処分の対象となる。

 また、体罰で懲戒処分や、それより軽い訓告などの処分を受けた県内の公立学校の教職員は13年度で10人、14年度で5人、15、16年度で1人と減少傾向にあるが、処分を受ける前に依願退職した今回のようなケースは計上されていない。

 県内のある高校教諭は「問題になっていないだけで、見聞きしている体罰は他にもたくさんある。県教委は体罰防止の対策を強化する必要があるのではないか」と話している。

2018年04月16日 09時59分
YOMIURI ONLINE
www.yomiuri.co.jp

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