>  > 


【建築】「東洋一の印刷のデパート」、東京・文京の共同印刷本社ビルなど解体…80年の歴史に幕 


2019/02/12 18:09

「東洋一の印刷のデパート」解体 80年の歴史に幕 文京の共同印刷本社ビルなど


 文京区の共同印刷(小石川四)は今月、築後八十年を経過した本社ビル
などの解体工事を始めた。耐震性の向上やセキュリティー強化を図るため、
ビルを建て替える。出版や印刷関連の会社や工場が点在する地域の
ランドマークでもあり、解体を惜しむ声も。新しいビルは
二〇二二年三月にも完成する。 

 共同印刷によると、出版社「博文館」が一八九七(明治三十)年、
現在の中央区銀座六丁目で印刷工場を創設したのが創業の原点。
翌年、現在の場所に移転した。

 取り壊す主な建物は、建設当初からある塔屋が目を引く本館や一、二、
三号館で、それぞれ一九三二〜三八年に落成。全館を新築した当時は、
紙だけでなく、布や金属の印刷も始め、「東洋一の印刷のデパート」と
呼ばれたという。戦時中の空襲で内部が焼失するなど壊滅的な打撃を
受けたが、改修するなどして使い続けてきた。

 区内の茗荷谷地域の情報を発信するフェイスブックの
「ご近所茗荷谷界隈(かいわい)−Myogadani」が解体を話題に
すると、「慣れ親しんだ景色が変わる」や「お疲れさまでした」といった声が
寄せられた。運営する稲富滋さん(71)は子どものころ、本社隣接の
幼稚園に通ったといい「今時のガラスに覆われたきゃしゃなビルとは
異なり安定感、安心感がある。空襲も生き延びてきた自信と落ち着きを
感じる。寂しい思い」と感慨深げに話す。

 工事期間中は、本社機能などを敷地内の別のビルに移して営業する。
新しいビルは鉄骨七階建て(延べ床面積約三万三千平方メートル)。
同社の担当者はビルの詳細を検討中とし、「引き続き温かい気持ちを
寄せてもらえれば」としている。


東京新聞(中村真暁、2019年2月11日)
www.tokyo-np.co.jp

7.一覧へ戻る
*.
リンク元ページへ戻る

Twitterでつぶやく
LINEで送る
ニュースURL:


| Qwe | DatNews | DatPictures | auch | Flash Lite |
0.トップページへ
Supported by text.qwe