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【鉄道】地下鉄・丸ノ内線の車両に外国人が落書き 目的は何なのか?


2019/04/17 08:30

それは“芸術テロ”とでもいうべきか。東京メトロ丸ノ内線の車両にスプレー缶で落書きをしたなどの疑いで、警視庁は4月3日、オーストラリア国籍のハン・ポール容疑者(27)を逮捕した。
車両には所狭しと赤や黄色などのスプレーで、アルファベットを元にした模様が吹き付けられていた。警視庁担当記者は言う。

「昨年2月の発生後、外国人犯罪を担当する組対二課は防犯カメラなどからハンと特定していたが、同月中に出国済み。
毎年のように来日し、レンタカーで国内を周遊していたことが確認されており、組対二課は再来日するとみて警戒。
成田空港に入国したところで逮捕した。複数の仲間と他の電車の落書きにも関わったとみられます」

再来日の理由は逮捕当時の所持品から明らかだろう。スプレー缶に取り付ける噴出口、マーカーペン、動画の撮影ができる複数のカメラ。
手袋、懐中電灯にヘッドライト、大きなはさみまで見つかった。

「特に注目されるのがカメラです。スプレー缶による落書きは好事家の間で『グラフィティ』と呼ばれていますが、
そのなかでも電車の車両などを対象にしたグラフィティはその困難性などから、描くに至るまでの行為そのものが興味の対象とされています。
侵入から落書き、さらにその車両が運行するまでの過程をカメラで撮影し、動画を配信したり、DVDに焼いて販売したりするのが、彼らの生業なのです」(同前)

車両基地に覆面姿で忍び込む動画も……

ネット上にこうした動画は溢れている。「ビッグ・イン・ジャパン」と題された動画では、スタイリッシュな音楽に合わせ、電車が行き交う東京の町並みが紹介されたかと思うと
、夜、車両基地に覆面姿で忍び込み、悠々と車両に落書きする姿が映される。
「落書きを奨励するわけではありません」と、とってつけたような字幕で終わる動画は毎日のように発信されている。

そんな落書きをアートにまで昇華させた筆頭は“謎の芸術家”バンクシーだが、実は他方面にも被害が発展する可能性があるという。テロだ。

鉄道関係者は憂慮する。

「車両に落書きができるなら、爆弾をしかけるなどの行為もできかねない。だが、いまだに完全な警備対策はとれていない状況です」

単なるいたずらでは済まされない愚挙である。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年4月18日号)

news.livedoor.com
2019年4月17日 6時0分 文春オンライン

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