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【AI技術】深刻化する「deep fake」ビデオの脅威 政治目的の悪用を懸念 アメリカで法案措置の動きも


2019/02/12 06:30

※全文はソースでどうぞ
深刻化する「deep fake」ビデオの脅威
斎藤 彰 (ジャーナリスト、元読売新聞アメリカ総局長)
2019/02/12 Wedge
wedge.ismedia.jp

 AI技術の著しい進歩により、最近アメリカで本物そっくりの偽ビデオやオーディオが次々に登場、深刻な問題となりつつある。今後その精度がさらに一段と向上するにつれて、政治目的などに悪用され社会混乱の原因にもなりかねず、米議会でも被害を最小限に食い止めるための法案措置の動きまで出始めている。

 問題となってきたAI技術は「ディープ・フェイク(deep fake)」と呼ばれ、AIが可能にした「ディープラーニング」と「フェイク」をミックスした新造語。真偽をただちにチェックし注意を喚起できる従来の「フェイク・ニュース」などとは異なり、本物との区別がほとんど不可能なほど巧妙に造られている点に特徴がある。


 その最たるものが、いわゆる「ディープ・フェイク」ビデオの存在だ。ある人物の顔の形、しわ、目鼻、まゆ、唇の動きなどをコンピューター・グラフィックで微細にわたるまでスキャン、そのデータを別の人物の顔にかぶせ、異なる部分を入念に修正した上で再現する。顔つき、表情のみならず、発声、発音もオーディオ・データのコンピューター分析によって細かく記録、それを唇の動きに合わせて再生させるため、素人目には容易に本人と間違いやすくなる。

 その一例として、アメリカで大きな話題として取り上げられたのは、昨年4月公開された、オバマ大統領があたかも実際に演説しているかのように見せかけたビデオ作品だった。

 新興ネット・メディアとして最近躍進著しい「BuzzFeed」がワシントン州立大学コンピューター・サイエンス技術チームの協力を得てハリウッドの映画製作会社と共同で作り上げたもので、とくにこの作品の中で“オバマ氏”がトランプ大統領のことを「とんでもない間抜け(complete dipshit)」とののしっている部分があり、またたくまにフェイスブックなどを通じて全米に画像が広がり話題騒然となった。

 もちろん、現実に前大統領が現職大統領をこのような下品な言葉でけなすことなどありえず、これを製作、公表した「BuzzFeed」最高経営者も、作品が最初から贋作であることを断っているとした上で「今後、AI技術が超スピードで一層発達し、この種のdeep fake videoが出回ることによって社会混乱が起こりうることを警告したかった」と、その意図について語っている。

 今後、こうした「ディープ・フェイク・ビデオ」が悪用されかねないケースとして米メディアで指摘されているのが、わいせつなポルノ・ビデオの主人公として本物に見せかけた有名人や特定の政治家などを登場させ、品位を貶める、敵対国の選挙に介入し“好ましからざる候補”の偽造演説ビデオを流布するなど、SNSを駆使したかく乱工作だ。
さらには、最悪のシナリオの一例として、“トランプ大統領”が「中国を標的にした核ミサイル発射の最終決定を下した」とする「重要演説」動画をSNSで流すといったケースまで議論に上がっている。
 
※以下省略

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