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【IT】YouTube、日本で10年 ネット人口の8割が視聴


2018/07/09 14:00

◆ユーチューブ、日本で10年 ネット人口の8割が視聴

グーグルジャパンは5日、動画共有サービス「ユーチューブ」の広告主向けイベントを千葉県浦安市で開催し、2017年の成果を発表した。
日本語版の提供開始から10年たった17年は、18〜64歳のネット人口の82%が視聴した。
ユーチューブの世界での1日当たり動画視聴時間が10億時間に上る中、日本でも広告出稿を考える企業は増えており、広告活用の事例や人気動画の配信者を紹介した。

ユーチューブの世界の月間ログイン視聴者数は19億人で、日本では6200万人だった。
17年は「ユーチューバー」のマネジメント会社UUUMの東証マザーズへの上場、18年はジャニーズ事務所によるユーチューブ動画配信の解禁など、日本独自のコンテンツも増えている。
17年の動画投稿数は16年比2倍、100万人以上の登録者を抱えるチャンネルも90を超え、「人生を変えるチャンスを作り出している」(グーグルのアジア太平洋地域担当を務めるカリム・テムサマニ社長)。

2018年上半期にユーチューブ上でも最も再生された広告はホンダの小型ビジネスジェット「ホンダジェット」。
人気ロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」を起用し、約2100万回再生だった。
次いでソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の「PS4」が約860万回再生で2位、東亜合成の瞬間接着剤「アロンアルファ」が約530万回再生で3位となった。

ユーチューブの広告商品は、事前に枠を購入する「予約型」とオークションで金額が決まる「運用型」の2タイプがある。
ユーチューブを開いた際のトップ画面、特定の動画の前、検索結果の動画一覧のいずれかに挿入する。
グーグルはユーザー特性やアンケートから最適なユーザーに広告を表示し、広告効果を高める。

グーグルジャパンの川合純一執行役員は「(ユーチューブへの広告出稿を)試しにやってみようというフェーズから、広告施策の中心的打ち手に成長した」と指摘する。
中でも最新の動画広告商品が、16年末に始めた「バンパー6秒広告」だ。主にスマートフォン(スマホ)向けの広告で、従来の15秒以上の動画広告のように途中停止できないのが特徴だ。

短い分、広告慣れしたユーザーにも注目してもらいやすい。
例えば花王が17年9月に発売した洗顔ジェルではテレビCMを放映せず、ユーチューブで8種類のバンパー広告を流した。結果、SNS(交流サイト)での口コミが一気に広がったという。

イベントでは動画配信を手がけるユーチューバーのHIKAKIN(ヒカキン)さんやアイドルなども多数登場した。
3月にユーチューブに公式チャンネルを作ったジャニーズ事務所では、まだ露出の少ないジャニーズジュニアが動画を配信している。

チャンネル登録者は28万人を超えた。
イベントに登壇したアイドルグループ「Travis Japan(トラビス・ジャパン)」のメンバーの1人は「(ユーチューブを)新たなツールとして時代を切り開いていけることが嬉しい」と笑顔を見せた。
ユーチューブでは過去に、広告主の意に反する不適切な動画に広告が流れるといった問題が起き、複数の広告主が動画広告を一時停止したり、取りやめたりした。グーグルでは機械学習を用いることで、ヘイトスピーチや暴力など不適切な動画を排除するシステム作りに力を入れている。

日本経済新聞 2018年7月6日 16:20
r.nikkei.com

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