>  > 


【パクり騒動】知らぬまに台湾で「分店」が……元常連客が勝手に開店


2017/04/27 14:47

 外国人観光客らが行列を作る奈良市の名物うどん店「麺闘庵(めんとうあん)」が、台湾に「分店」と称する店を無断で出店される“パクリ騒動”に巻き込まれた。店は、揚げの中にうどんを入れた「巾着きつね」が人気メニューだが、昨年7月にオープンした台中市の店も同様のメニューを売り物にし、近年の日本食ブームもあって話題を呼んだ。ところが偽物の存在を知った本家が自分の店に張り紙をして“パクリの事実”を指摘したところ、ネットを通じて台湾の店への批判が起こり、フェイスブックも大炎上。台湾側のオーナーはもともと奈良の店の常連客で、店主と撮った写真などを「のれん分け」の証拠として使っていた。現在はそうした虚偽の説明を削除したようだが、本家の怒りは収まらない。騒動の顛末(てんまつ)は−。

「本店に通うこと10回以上、ついに分店を出すことを認められた」と偽PR

 「麺闘庵分店」を名乗る店は昨年7月6日、台中市にオープン。台湾では日本食の中でも麺類の人気が高く、「日本風うどん」の店として脚光を浴びた。

 特に台湾の人々をひきつけたのは、店側が当初フェイスブックに掲載していた「開店ヒストリー」の内容で、そこでは本家の奈良・麺闘庵からのれん分けされたとし、経緯などを説明していた(現在は削除)。

 「奈良の麺闘庵の創始者は、全国で1番おいしいうどんを作るため、各地方で3年をかけてだしや麺などの研究を重ね、ついに『福袋うどん』(「巾着きつね」のことと思われる)を作り出した」「奈良の“麺闘庵”は品質保持のため、チェーン展開をしていない」

 開店ヒストリーではまず、奈良の店のすばらしさを紹介。そして、「台湾の麺闘庵のシェフたちは、10回余り麺闘庵の創始者を訪ねた。1番おいしいうどんを台湾に持ち込みたいと希望を伝えたが、はじめは創始者は首を縦に振らなかった」「しかし、絶えず店を訪れ、完璧な経営規則を提出すると、ついに創始者は応えてくれた。ここに台湾初の“麺闘庵”が誕生した」とした。

 さらに台湾の麺闘庵の魅力について、「ミシュランシェフの厳選した麺、昆布、スープ、設備を直輸入。奈良に行かなくとも麺闘庵のうどんが食べられる」と記していた。

 しかし、このヒストリーは全て作り話だったことがのちに発覚する。

〜中略〜

 津保井さんが店に張った紙は大きな効果を生んだ。台湾の観光客が奈良の麺闘庵を訪れた際、見つけた張り紙の写真をネットにアップしたところ、台湾の麺闘庵のフェイスブックは大炎上。レビューには1つ星の評価(最高は5つ星)が5千件以上も付けられ、「恥知らず」「台湾人のメンツをつぶさないでくれ」「名前を使う権利などこれっぽっちもないくせに」など、店を痛烈に批判するコメントが相次いで書き込まれた。

法的措置は…「やられ損」と嘆く店主

 津保井さんは台湾の店側の説明は「すべて事実無根だ」として法的措置も考えていたが、「まだ借金も残ってるのに、国外で訴訟を起こすには莫大(ばくだい)な金がかかると聞いて諦めた」といい、「完全なやられ損や」と悔しさをにじませる。

 脱サラして店を始めて10年。決して順風満帆だったわけではなく、売り上げが伸び悩んだ時期には、思い詰めたこともあったという。「巾着きつね」のブームは、「このままでは借金を返しきれない」「どんなうどんを作れば喜んでもらえるのだろうか」と、さまざまな試行錯誤の末にたどりついた自慢の逸品だった。そんな名物を盗まれたのは、「生みの苦しみを分からない人に、大切な子供を盗られたような辛く腹立たしい気持ち」と話す。

 「今後も分店を出すことはない」という津保井さんには、こんな思いがある。「小さい店でも、『ここにしかない』うどん屋でありたい。『津保井っておっちゃんがうどん屋やってたな』って」。そして、「世界でここだけの店、自分の名前が長く残るような店にするためにも、ずっと奈良で頑張るわ」と力を込めた。

 ところで台湾の店はどうなったのか。4月中旬、訪台した別の記者に店の取材を頼んでみたが、フェイスブック記載の住所に店は見あたらなかったという。フェイスブックには一部の写真などは残るものの、当初の説明文などは削除されている。

全文は記事元でどうぞ
www.sankei.com
http://www.sankei.com/images/news/170427/wst1704270002-g4.jpg
http://www.sankei.com/images/news/170427/wst1704270002-g2.jpg

7.一覧へ戻る
*.
リンク元ページへ戻る

Twitterでつぶやく
LINEで送る
ニュースURL:


| Qwe | DatNews | DatPictures | auch | Flash Lite | オープンアプリ | メニューアイコン | WQVGA待受 | FWQVGA待受 | FWQVGA+待受 | WVGA待受 | FWVGA待受 | FWVGA+待受 | FWVGA++待受 | HXGA待受 | ダウンロード辞書 |
0.トップページへ
Supported by text.qwe